①2019年6月8日
この日は埼玉県の白石峠を登ることを目標としつつ、近辺の市町村を制覇した。
川越駅から坂戸市、ついで未制覇の鳩山町に入った。少し山がちな地形だったが、平地には田畑が広がっていた。
ときがわ町に入り、いよいよ白石峠を登る。
白石峠は関東平野と秩父盆地を隔てる山嶺に存在する標高800m近くの峠であり、平均勾配が高くヒルクライムの難易度は比較的高い。実は、以前白石峠に挑んだ時は足がつって途中リタイアしてしまい、これがリベンジマッチとなる。今回も苦しんだものの、なんとか登ることができた。
峠からは別の道を使って再び関東平野側に降りていった。途中、未制覇の東秩父村に入ったが、残念ながらカントリーサインを撮り逃してしまった。
その後小川町、ついで未制覇の嵐山町に入った。町名の由来は京都の嵐山(あらしやま)だが、読み方は「らんざん」である。武蔵の小京都と呼ばれる地である。
今回はそのまま町の中心駅の武蔵嵐山駅まで行き、輪行にて帰った。
②2019年9月7日
この日は埼玉、群馬県境にある志賀坂峠を登るついでに、下仁田町などの市町村制覇をおこなった。
埼玉県の秩父駅から国道299号に合流し、山を迂回しつつ北西へ進んだ。途中、小鹿野(おがの)町に入った。通常タイプとイラスト付きタイプの両方のカントリーサインが併立していた。
小鹿野もまた、古い街並みが存在し、独自の歌舞伎が生まれたことでも有名である。
市街部を抜けると山の中に入り、やがて志賀坂峠の上りが始まった。前述の白石峠よりは勾配が小さく、道も比較的広いかつ綺麗なので、スイスイと登っていった。峠の頂上には短いトンネルがある。
トンネルを抜けると群馬県神流町に入った。町内を流れる神流川がその名の由来である。
峠周辺は見晴らしがよく、どこまでも続く山塊を見下ろすことができた。
神流川流域まで一気に下り、国道462号と合流して、西へ神流川を遡っていく。途中、恐竜センターなるものを見つけた。神流町は恐竜の化石が発見される地として有名なようである。
上野村に入った。群馬県の旧国名、上野(こうずけ)と表記は一致するが、読み方は「うえの」であり、ややこしい。群馬県の南西端に存在し、村内のほぼ全てが山林で覆われている。
村の中心地を通り過ぎ、なおも奥へ行くと、十石峠とぶどう峠という二つの峠の分岐点に辿り着いた。どちらも長野県との境にそびえ立ち、標高は1,500m近くを誇るというなかなか厳しい峠である。今回はどちらの峠にも行かず、直進後、すぐに北へ曲がって下仁田町を目指す。
少し坂を登るとすぐに長いトンネルに突入する。トンネル内に村境が示されており、南牧村に入ったことが分かった。
トンネルを抜けたが、残念ながら南牧村のカントリーサインは存在しなかった。ちなみに、長野県にもこのすぐそばに南牧村という自治体が存在し、非常にややこしいことになっている。
山間の地を抜け、徐々に田畑が出現し出した頃に下仁田町へ入った。
下仁田には二つの有名な農産物がある。ネギとコンニャクである。それぞれ下仁田ネギ、下仁田コンニャクとしてブランド化されている。下仁田市街まで下り、市街地をもてみるとコンニャク料理屋が存在していた。
市街周辺には数多くのコンニャク畑があり、一つの畑あたりでも、かなり広い面積を有している畑もあった。
下仁田のおかげで群馬県は日本全国のコンニャクの9割以上を産出し、こんなに広いコンニャク畑が見られる地はここぐらいだろう。
無論、下仁田ネギを栽培している畑も所々あった。
東へ向かい、富岡市に入った。世界遺産の富岡製糸場で有名だが、行ったことがあるので今回はスルーした。
富岡市を通っている間に日が暮れてしまった。ひたすら東へ向かい、途中一瞬甘楽(かんら)町に入った。
その後は旧吉井町(現在は高崎市の一部)、藤岡市を通過して再び埼玉県に入り、神川町を制覇した。
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今回の制覇市町村:
制覇状況:322/1,718