市町村制覇記

自転車で日本の全市町村を制覇する過程を記録するブログ

関東平野から山越えにて新潟県へ行こう①!(群馬県渋川市〜新潟県長岡市〜新潟県南魚沼市)

2020年3月20日

群馬県渋川市新潟県長岡市新潟県南魚沼市 258 km

今回は初めて自転車で新潟県へと足を踏み入れた。関東平野新潟県に広がる越後平野の間には険しい越後山脈が広がっており、標高1,200mほどに位置する三国峠を越える必要がある。新潟県入りした後は越後平野南部の市町村を制覇することにした。

 

1日目

群馬県渋川市新潟県小千谷市 133 km

スタートの地は関東平野の北端に位置する群馬県渋川市とした。利根川に沿って北上し、前回制覇した沼田市を経由してみなかみ町に入った。群馬県最北の市町村である。

そのまま国道17号を走ると少し坂をのぼり、名胡桃城址を通った。利根川対岸の沼田城と対をなす難攻不落の城であり、真田氏などが領有していた。

一旦坂を下り、川沿いの平地に復帰した。やがて山の中に入っていき、赤谷湖に到達した。

赤谷湖周辺には猿ヶ京温泉という温泉地がある。山に囲まれた、雰囲気のある温泉街である。

さらに進み、完全に人家が無くなった。ここから本格的に県境の峠、三国峠に入っていく。

二桁国道ということもあり、三国峠は勾配自体はそこまでではないが、猿ヶ京温泉からの標高差は600mほどあり、勾配が緩い分、峠としては長い距離(10 km)となる。

三国峠の頂上は短いトンネルとなっており、そこを抜けると新潟県である。

トンネル手前でも雪がちらついていたが、トンネルを抜けるとそこは別世界であった。

3月末は雪などないだろうと思って油断していたが、そこはやはり日本で最も雪が降る地、新潟県。トンネルの外は吹雪いており、普通に雪も積もっていた。

トンネルで少し待機し、雪が弱まってからトンネルを出て新潟県湯沢町に入った。

湯沢といえば豊富なスキー場であり、冬は多数のスキー、スノボを楽しむ人で賑やかである。夏も避暑地として有用なレジャー地となり、関東民がよく訪れる地である。その湯沢でも有名なスキー場が峠のそばにある苗場スキー場である。さすがにこの時期はあまり雪が積もっておらず、スキー客らしき人はほぼいなかった。

苗場から峠を一気に降っていき、湯沢市街に入った。市街地は湯沢温泉として温泉地になっており、新幹線で手軽に訪れることのできる温泉となっている。

湯沢市街から程なく、南魚沼市に入った。

南魚沼市に入ってしばらく走ると、視界が開け、田園地帯となった。遠くに雪を被った越後山脈が見えた。

南魚沼の中心地、六日町市街に入った。私は知らなかったが、どうやら大河にもなった戦国武将、直江兼続の出生地であるらしい。

さらに北上し、浦佐に入った。市町村の中心でもないし、観光資源や商業施設もそれほどない、よくある田舎の小規模な街という感じであるが、なぜかここに上越新幹線の駅、浦佐駅がある。駅舎は立派だったが、中に入ると利用者はほとんどいないようだった。位置を見ると、魚沼市へのアクセス需要はありそうだが、ここに新幹線の駅を置いた意図は謎である。

魚沼市に入った。魚沼市日本で最も米の生産量が多い新潟県の中でも有数の米産地として知られる。また、魚沼のコシヒカリは毎年特Aという最上位の評価を受けており、高値で取引されている。さらに、日本有数の豪雪地帯でもある。ただ、豪雪地帯はここよりさらに山の奥のことで、中心街の小出を含む国道17号沿いは、走っている感じ、そこまで雪は積もらなさそうである。

ここら辺で日が暮れたので、道を急いだ。一旦、長岡市飛地となっている旧川口町に入った。

川口で信濃川と合流し、さらに北上すると、小千谷市に入った。

今日はここで宿を取り、宿泊した。

2日目へ続く