3日目:千葉県御宿町〜東京都豊島区 117 km
3日目、宿の窓から綺麗なビーチを見ることができた。さすがに3日目ともなると全身が筋肉痛になっていたが、重い体をなんとか動かし、出発した。
とりあえず国道を跨ぎ、御宿駅に行ってみた。御宿は綺麗な砂浜があるということで、レジャーを楽しむ観光客が多く来るらしい。
国道に戻って北に向かう。坂を登っていたらいつの間にかいすみ市に入っていた。カントリーサインを見逃したらしい。仕方ないのでそのまま進み、いすみ市役所のある大原市街(旧大原町があったところ)に入った。
市街を抜け、夷隅川という大きな川を渡った。房総半島ではこれほどの川幅の広さは珍しい。
いすみ市を走っている途中からかなり強い逆風が吹いてきた。風と格闘しながら一宮町に入った。カントリーサインに載っていた町のイメージキャラクター(一宮いっちゃんというらしい)が出迎えてくれた。車道の逆側にあったいすみ市のカントリーサインも撮ることができた。
一宮町に入ってすぐ九十九里浜の先端が見えてきた。読んで字のごとく全長66 kmの非常に長い砂浜であり、冬でもサーファーや釣り人で賑わっている。
上総一ノ宮駅に着いた。東京から千葉方面に走る電車の終点として知る人ぞ知る駅である(実際に利用したことがある人は少ないだろうが)。一宮町のマップも駅前にあった。
少し走って長生村、ついで茂原市に入った。ここら辺には茂原市を囲むように町や村が存在する。周辺が合併されて市に編入されている中、地図上で異彩を放っている一角である。
茂原市街地に入った。外房に入ってから一番大規模な市街地である。
大網白里市に入った。最近、町から市に昇格した自治体である。ここら辺はひたすら田んぼが広がる平原であった。
東金市に入った。いすみ市からここまでの40 kmは向かい風に吹かれながらひたすら勾配のない平らな道を走った。向かい風はある意味坂道よりも強敵である。もっとスピード出せそうなのに全く進まないもどかしさがある。
そして、房総半島の南端からずっと走ってきた国道128号に別れを告げ、国道126号に入った。ここから外房(太平洋側)から内房(東京湾側)へ房総半島を横断する。ということで、坂道がやってきた。ここから20 km以上先の千葉市街地まではひたすら登り降りを繰り返すことになる。
途中、八街市に入った。この市に入ることは想定していなかったが、この国道126号は八街市の南端を少し通っているらしい。
八街市はすぐに通りすぎ、千葉市に入った。だが、千葉市に入ってからも坂道は続き、千葉駅から4 kmほどの地点でようやく長い下り道に入り、千葉市街地へ入った。
その後は行きと同じ道を40 kmほど走り、家にたどり着くことができた。
今回の旅は快晴に恵まれ、素晴らしい景色を堪能することができた。一方で疲れの溜まった三日目に向かい風と長い上り坂の障害を受け、苦難の旅でもあった。しかし、苦難が多いほど達成感に包まれ、再び行きたくなるのが自転車旅である。これからも素晴らしき旅に巡り合えるよう、祈りたい。
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今回の制覇市町村:千葉県袖ケ浦市、木更津市、君津市、富津市、鋸南町、南房総市、館山市、鴨川市、勝浦市、御宿町、いすみ市、一宮町、長生村、茂原市、大網白里市、東金市、八街市、千葉市
制覇状況:44/1,718