市町村制覇記

自転車で日本の全市町村を制覇する過程を記録するブログ

多摩川の上流に行こう!山梨の秘境村を巡る旅(東京都青梅市〜山梨県丹波山村〜東京都青梅市)

2017年7月25日

東京都青梅市山梨県丹波山村〜東京都青梅市 95 km

 

夏がやってきた。サイクリストにとっては苦難の季節である。何より熱中症になりそうな日差しと暑さがキツい。夏はいつもの季節より距離を落とす、もしくは標高1000 m以上の山岳地帯を走ることをする必要がある。それでも私に残された時間は有限であるので、できる限り市町村制覇を行なっていく。



今回は青梅駅まで輪行し、そこから多摩川を遡って山梨県に入り、多摩川の源流近くにある丹波山村まで行った。

青梅駅から奥多摩町に入り、奥多摩駅に到達した。これ以降が私にとって未知の領域である。

そのまま国道411号を西に行き、トンネルを通過しながら上り基調の道を走った。ちなみに、逆方向に下るときはトンネルの中の道はでこぼこで転倒の危険性があるため、なるべく迂回するかスピードを落とすことをおすすめする。途中には遥か下に渓流が見える場所がある。息をのむ美しさである。

やがて巨大なダム湖である奥多摩湖に到達した。かなりの山奥だが、湖の手前のダム周辺には多くの人が訪れていた。

湖のほとりを走っている間は、道はほぼ平坦であり、快調に飛ばした。湖の周りは見渡す限り山であったが、時々集落があった。

国道139号線との合流点を過ぎてしばらく経つと山梨県、そして丹波山村に入った。人口が500人ほどの小さな村であり、交通の便から同一県内よりもむしろ東京都との繋がりの方が強い。都内から比較的気軽に行ける秘境の一つである。

丹波山村に入ると湖の幅は狭くなり、やがて川に戻った。それに伴い、再び上り基調になった。時々現れる集落や吊り橋を眼下に見つつ、坂を上った。

そして丹波山村の市街地(集落と言った方がいいかもしれない)に入った。集落の入り口には道の駅があったので少し休憩した。

その後集落を進み、丹波山村役場に至った辺りで来た道を引き返した。ちなみにこの辺りは標高650 mくらいで、地味に600 mほど登ってきたことになる。

せっかくここまで来たので、ついでに丹波山村の南隣にある小菅村にも行ってみた。丹波山村から直接いくこともできるが、今川峠という峠を越える必要があるので、できるだけ峠を避けたかった私は奥多摩町まで戻り、国道139号に入った。程なくして小菅村境まできたものの、暑さに体力を削られていたため、これ以上の深入りを避けて帰った。

そして青梅駅まで下り基調の道を飛ばしていった。行きと同じ道はつまらないので、今度は多摩川の向かい側の道を使って帰った。そして青梅駅からは行きと同様、輪行で帰った。コンパクトな旅ではあったものの、自然の美しさ、そして山奥の村のノスタルジーを堪能できた。

 

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今回の制覇市町村:山梨県丹波山村小菅村

制覇状況:136/1,718