2017年5月27日
東京から近いのにまだ行ったことのなかった三浦半島を半周した回である。意外と山がちな地形と、それゆえに見ることのできる絶景を堪能できた。
自宅から神奈川県に入り、川崎市、横浜市までは複数回行ったことがあるのでさっさと通り過ぎた。横浜駅から南が未踏エリアである。横浜市の金沢区に入り、金沢文庫駅前に到着した。鎌倉幕府を牛耳った北条氏の一族、北条実時(金沢実時)が設立した「金沢文庫」(いわば図書館)が近くにある駅である。
程なく山間地帯に入り、坂を登りいくつかトンネルを通り過ぎた。すると絶景が目に飛び込んできた。
眼下に港と公園、花が絶妙なコンストラストで映えていた。ちなみにこの公園はヴェルニー公園というらしい。
そのまま横須賀市街に突入した。ただ、記念艦が展示されている場所が気になり、行ってみた。
この記念艦は三笠という軍艦らしい。横須賀は明治時代から戦時中まで、旧日本海軍の軍港として重きをなした都市である。その横須賀にふさわしい風景である。ちなみに日本海軍の総司令官であり、日露戦争における日本海海戦でロシア海軍を破った東郷平八郎の銅像もあった。
横須賀市街に戻った。こちらは、打って変わって現代的な風景である。
市街から南西に進み、浦賀に行ってみた。ここは幕末にペリーが黒船で来航し、開国のきっかけになった地として有名である。現在も、港のようなものがあった。
そこから国道134号と合流して一旦内陸に入り、再び海岸に出た。
そのまま海岸沿いを走り、三浦市に入った。
再び道は山の方に向かって伸び、坂道になる。標高80 mほど登ると三崎港に向かう道である府道26号線が分岐する。そちらに進路を取ると程なく下り坂となり、三崎港へ到着した。三浦半島の最南端にある港であり、付近には三浦市街が広がる。
半島の先にある城ヶ島という島を結ぶ橋も見えた。渡ってみたかったが、時間を要しそうなので諦めた。
来た道を戻って国道134号に合流し、今度は半島の西側を北上する。途中、美しい砂浜が見えた。海岸に来てよかったと思える瞬間である。
葉山町に入った。この町にも砂浜が複数あり、海水浴を楽しめるようだ。
ただ今回は国道に沿って内陸を走り、トンネルを通過して逗子市境、そして逗子市街に至った。この市もゆっくり巡れば面白そうだが、日没が近く、帰路を急いだ。
そのまま北西へ進み、鎌倉市に入った。ただ、逆光と日暮れのコンボでカントリーサインはほぼ見えず、かろうじて文字が識別できる写真になってしまった。別の機会に撮り直す必要があるかもしれない。
日が暮れたこともあり、今日は少し先の大船駅まで行き、そこから輪行で帰った。三浦半島は東京から日帰りで行け、しかもいい景色が数多くみられた。観光するにはイチオシの場所である。
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今回の制覇市町村:神奈川県横須賀市、三浦市、葉山町、逗子市、鎌倉市
制覇状況:134/1,718