市町村制覇記

自転車で日本の全市町村を制覇する過程を記録するブログ

茨城のサイクリングロード「つくばりんりんロード」を走ろう!(茨城県土浦市〜茨城県ひたちなか市)

2018年12月22日

茨城県土浦市茨城県ひたちなか市 103 km

これまで、私の自転車旅は国道や府道など、車道を走ることが多かった。しかし、車道は車との接触事故の危険性を常にはらむ。そこで、自転車、徒歩専用のサイクリングロードを今回は走ってみる。選んだのは土浦市から桜川市の約40 kmを繋ぐ、つくばりんりんロードである。この道は鉄道の廃線跡を利用しており、廃駅舎も沿線にあるとのことで、その点も興味がもたれた。

と言うことで、すでに制覇済みの土浦市土浦駅からスタートした。

つくばりんりんロードの入り口は土浦駅からすぐの場所にあるので、早速りんりんロードに突入した。ルートは以下の看板の通りである。筑波山の麓をよぎりつつ、北へ向かう道である。

早速、廃駅の駅舎を見つけた。現在は休憩所として使われている。

つくば市に入ると、小田という地域になる。ちなみに、つくば市入りを示すカントリーサインはなかった。

小田には小田城跡がある。小田城は、鎌倉時代から戦国時代にかけて強盛な勢力を誇った大名、小田氏の拠点である。天守閣はないが、堀や盛り土は残っており、かなり大きな範囲にまたがった城であったことがわかった。

小田城跡近くには小田城跡歴史ひろば案内所という施設があり、小田城や小田氏に関する史料などが展示されている。小田氏の歴代当主を説明した看板もあり、興味深い場所であった。「最も弱い戦国大名」「不死鳥」と言われ、一部の戦国時代マニアに人気の小田氏治の説明と肖像もあった。これらの異名は、本拠の小田城を何回も落とされたがその度に奪い返したことに由来する。

その後りんりんロードは広い田園地帯に入り、前方に筑波山が見えてくる。筑波山は標高900 mくらいの独立峰であり、都心から近く、程よい標高の山ということで、登山客で賑わっている。りんりんロード周辺からも登山口があり、そこから登ることができる。

りんりんロードは一旦府道に合流し、その間に桜川市に入った。

その後再び府道からりんりんロードが枝分かれし、自転車、徒歩専用区間に戻る。途中、重要文化的景観にも登録されている真壁の街並みの近辺を通ったが、当時は気づかず、素通りしてしまった。

やがてりんりんロードは岩瀬駅に達し、終点となった。通った感想としては、ところどころいい景色の場所があり、路面も走りやすかった。しかし途中、信号がない車道を横切る場合があり、その時は一時停止する必要があるため、高速での通過には向いていないと感じた。

岩瀬駅から府道を北上すると、国道50号にぶつかる。今度はこの道を東に曲がり、水戸方面へ向かう。

少し坂を登り、笠間市に入った。

ここで国道50号を一旦離れ、笠間市街へ向かう。笠間市笠間市友部町岩間町の3つが合併してできたが、現在の市の中心部は県庁所在地の水戸に近く、交通の要所でもある旧友部町であり、笠間市役所もそこに存在する。ただ、旧笠間市の市街部は古くから笠間稲荷神社門前町として栄え、今の市街もその趣が残っている、興味深い町である。

せっかくなので、笠間稲荷神社にも寄って見た。こじんまりながら、威厳のあるいでたちだった。

笠間市街からは旧友部町を通り、水戸市に入った。

水戸市に入った直後に再び国道50号と合流し、一気に水戸市街へと向かった。県庁所在地だけあって、ビル、商業施設が多く、かなり栄えているようだった。

続いて、南東に進路をとり、大洗町を目指した。5 kmあまり進むと大洗町に入った。

大洗町に入って程なく、大洗駅に到達できた。大洗は現在に至るまで首都圏の外港として栄えており、北海道行きのフェリーも存在する。観光業も盛んで、水族館、海水浴場や、あんこう鍋などの郷土料理など、観光資材が豊富である。最近は「ガールズ&パンツァー」というアニメの舞台となり、聖地巡礼スポットとしても有名である。

大洗市街を通過し、大洗港付近まできたところで日が暮れた。仕方ないので、真っ暗な海岸線をひたすら北上して行った。

那珂川の河口付近を跨ぐ橋を渡り、ひたちなか市に入った。ひたちなか市は二つの市が合併してできた市で、現在入ったのは旧那珂湊市である。これから、西北に向かい、中心地である旧勝田市街へ向かう。

そしてついに勝田駅に達し、輪行にて帰った。

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今回の制覇市町村:茨城県桜川市笠間市水戸市大洗町ひたちなか市

 

制覇状況:199/1,718