市町村制覇記

自転車で日本の全市町村を制覇する過程を記録するブログ

ちょいとお出かけアラカルト(8)

2021年1月30日

神奈川県松田町〜足柄峠静岡県函南町

この回は神奈川と静岡の県境に聳える足柄峠ヒルクライムにトライし、ついでに市町村制覇も行った。

神奈川の新松田駅をスタートし、南足柄市街地を経由して西に行くと足柄峠に至る。峠の標高差は600mほどで、始めの方は緩い勾配だが、終盤には10%ほどのかなり険しい坂が現れる。この坂をなんとか登りきり、峠の頂上に立った。

峠付近には足柄万葉公園があり、そこから雪を冠った富士山を見ることができた。

峠からは静岡県側に向かって下っていったが、時折富士山が顔を見せ、非常に良い景色であった。

坂を下った後、南へ進むと御殿場市街に至った。ここからさらに南下し、裾野市へ向かった。

裾野市からさらに南下すると未制覇だった長泉町に入った。隣接する三島市沼津市との繋がりが深く、両市のベッドタウンとして4万人超の人口を有している。

その後は函南駅まで走り、輪行にて東京に帰った。ちなみに函南町内で「岐(わか)れ道」というそのまんまな名前の交差点名を発見し、滑稽に思った。

 


2021年2月6日

東京都豊島区〜千葉県横芝光町〜千葉県東庄町 134km

この日は千葉の2市町村の制覇を行うとともに、かなり前に行った銚子を再訪した。

東京の自宅からひたすら西に行き、千葉市の北を通り過ぎて丘陵群を越え、横芝光町に入った。房総半島の太平洋側(外房)に位置し、その名の通り横芝町と光町が合併してできた市である。都心からの距離は比較的近いが、交通の便が微妙なせいか、まだ自然が多く残っており、市街地や住宅街も前時代的である。

その後は匝瑳市旭市を通って銚子市に入った。以前にも自転車旅の目的地としたこともある、千葉県最東端の港町である。

今回は前回行けなかった銚子大橋に行ってみた。利根川の河口にかかる全長1kmほどの長い橋で、銚子市茨城県神栖市を結んでいる。この橋に登ると利根川の大きさがよくわかる。

その後は銚子市の西隣にある東庄(とうのしょう)町まで行き、町内の駅から輪行にて帰宅した。

 

2021年6月26日

山梨県甲府市静岡県富士市 80km

この日は山梨県甲府市から富士川を下っていき、途中の町村を制覇しつつ静岡県富士市に至った。鉄道でいう、JR身延線と同じ経路である。

制覇済みの中央市、市川美郷町などを通りつつ、富士川に合流した。ここからはひたすら富士川沿いを南へ走っていく。

富士川を渡って富士川町に入り、そこからは富士川西岸を走っていった。

8kmほど南下し、身延町に入った。ここら辺は川近くに山が迫った渓谷となっており、平地が少なく、今走っている川沿いの国道もトンネルがいくつかあった。

身延町山梨県の中でもかなり広い自治体で、通り抜けるのに24kmほど要した。また、富士山の近くにあり、東端は富士五湖の一つ、本栖湖に面している。また、富士川沿いや山中に狭い平地が点在しており、そこに集落が形成されている。身延町役場本庁舎はなぜか身延集落ではなく中富集落に存在する。

身延町の途中で富士川から早川が西へ分岐するが、その川に沿って進み、早川町に入った。残念ながらカントリーサインは見つけられず(ストビューにはあったが...)、他の境界にもなさそうなのでひとまずこれを制覇とする。早川町は日本で最も人口が少ない町で、1000人程度しかいない。それもそのはず、四方全てを山に囲まれており、外界からは隔絶されている。が、町内には温泉がかなり多く、かなり魅力的な秘境である。今回は境界付近までしか行かなかったが、いつか深部まで分け入りたいものである。

身延町に戻り、富士川に沿ってさらに南下すると、南部町に入った。山梨県最南端の町であり、身延町同様、富士川の近くに小集落がいくつか点在している。戦国時代に主に岩手県で覇を唱え、江戸時代にも大名として勢力を保った南部氏は意外にもこの地が発祥である。

その後は富士川をなおも下り、静岡県に入った。未だ両側に山は迫っているが、だいぶ見晴らしが良くなり、富士山も姿を現すようになった。

そしてついに甲府盆地以来の広い平地である富士市の平野に達した。今回は富士駅で終わりとし、輪行にて帰宅した。

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今回の制覇市町村:

静岡県長泉町

千葉県横芝光町東庄町

山梨県身延町早川町、南部町

 

制覇状況:395/1,718