走行距離:101 km
この日も前日に引き続き、いい天気だった。まず、豊橋駅に寄った。駅前には路面電車もあった。路面電車のある市は割と珍しい気がする。ちなみに豊橋市街は吉田宿があった地である。
市街を後にして豊川を渡り、しばらくして豊川市に入った。なお、豊川市街は東海道とは離れているため今回は通らない。
ここから勾配が緩いが長く続く坂を登っていった。途中、御油宿、赤坂宿があった地を通り過ぎた。
標高100 mまで登って岡崎市に入り、下り坂となった。途中、藤川宿があった地も通り過ぎた。
山間部を脱して岡崎市街に入った。徳川家康の生地である岡崎城も見ることができた。なお、この時点でだんだん空が曇ってきた。
岡崎市街の西を流れる矢作川を渡り、安城市に入った。安城市街の北側を掠めるように通り、知鯉鮒宿のあった知立市に入った。ちなみに安城市らへんで愛知名物の味噌煮込みうどんを食べた。あいにく写真は撮っていなかったが、非常に美味しかった。
ここら辺になると、市街地が延々と続くようになった。いよいよ中京都市圏に入っていく。刈谷市に入り、こちらも刈谷市街の北側を通って豊明市に入った。
そして、ついに、東海地方の中心都市かつ横浜市、大阪市に次いで3番目に人口が多い(東京23区は厳密には市ではない)、名古屋市に入った。
途中、道沿いの桶狭間古戦場に寄った。織田信長が今川義元を討ち取り、信長の飛躍のきっかけとなった桶狭間の戦いがあったとされる場所である。
鳴海宿があった鳴海を通過し、宮宿があった付近である熱田神宮前の交差点に到達した。歩道橋に登って渡り、そのまま国道1号線に沿って西に向かった。ちなみにこの交差点を北に向かうと名古屋駅前に到達する。交差点から5 kmあるため、今回はスルーする。名古屋の中心部は微妙に東海道から外れた地にあるのだ。
長かった名古屋市ゾーンを抜け、蟹江町に入った。名古屋市を出ても引き続き市街地が続いていく。
一瞬愛西市を通過し(中心部はもっと北側)、弥富市に入った。逆光が激しくて上手く撮れなかった。
弥富市街地を抜けるといよいよ濃尾平野を流れる三大河川を一気に渡る。まずは木曽川である。長野県の木曽地方から遥々流れてきた大河の河口付近を渡る。湖を思わせるほどの川幅であった。
橋を渡り切るとそこはもう三重県である。桑名市の旧長島町地域に入った。
長島は川の中洲とでも言うべき地で、すぐに長良川に到達し、再び橋を渡った。
この橋は長良川と揖斐川を一気に渡る橋だが、この2川を隔てる狭い堤に向かう道路に行くこともできる。いつかこの道路を走ってみたいものである。
長良川、揖斐川を渡りきり、桑名市街に到達した。桑名宿があった場所でもある。名古屋市のベッドタウンだけあってかなり栄えている。そろそろ日没である。
桑名市を出て朝日町、川越町に続けて入った。
そして本日の目的地である四日市市に入る。三重県最大の都市であり、東海地方で有数の工業都市である。現在の市街地は江戸時代にはすでに四日市宿として栄えていた。
今夜は四日市市街でネットカフェを探し、宿泊した。この日は距離が短かったこともあり、余裕を持って進むことができた。
5日目に続く