市町村制覇記

自転車で日本の全市町村を制覇する過程を記録するブログ

東京都豊島区〜埼玉県久喜市

東京都豊島区〜埼玉県久喜市

2016年7月3日、走行距離 86 km

この日は一日で埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県を制覇しよう!と思い立ち、それら4つの県境が集中する地に向かった。午前10時ごろに出発した。基本的に日光街道(大体国道4号線に重なる)に沿って北上した。

 

まず埼玉県の草加市に辿り着いた。草加煎餅で有名な市である。ちょうどそのあたりで国道4号から草加市越谷市の中心部を通る県道49号に入った。

11:38に越谷市境、ついで越谷駅に着いた。ここら辺はまだ市街地が広がっていて、信号も多い。

県道49号線から国道4号(バイパスではない方)に再び合流した後、12:43に春日部市境、それから26分で春日部駅に着いた。国民的アニメ「クレヨンしんちゃん」の舞台として有名である。

その後ようやく田んぼが見え始め、ちょうどそのタイミングで宮代町、ついで杉戸町に入った。ここら辺は田んぼと住宅街が入り混じっている。

そして幸手市に入った。ここら辺から再び住宅街の割合が高くなってくる。そして市境から3 km弱で幸手駅に着いた。ここまでずっと東武鉄道の沿線を走ってきたことになる。

その後国道4号は堤防に登り、久喜市に入った。ただ、カントリーサインは見逃したようなので帰りに撮ることにする。ちなみに久喜市といっても元々栗橋町だった場所である。下の写真の標識に乗っている南栗橋駅東武スカイツリーラインに連絡している地下鉄半蔵門線を走る列車の終点として指定されることがある駅である。ここまでくると流石に田舎の雰囲気が漂っている。

そして利根川にかかる橋(利根川橋)を渡り、いよいよ茨城県古河市に入る(14:46)。古河市JR東北本線(この地点では宇都宮線とも呼ぶ)、東北新幹線国道4号のいずれもが通る交通の要衝であり、茨城県の他市町村よりも栃木県や埼玉県との関わりの方が深い。また、室町〜戦国時代には足利将軍家の分家である古河公方の本拠地でもあった。

しばらく田んぼの風景が続いたが、ほどなく市街地に入った。市街地は立派な建物が多く、かなり栄えているようである。古河市は人口が約14 万人と、茨城県の中ではかなり人口が多い市である。

しかし、この日は初めの方は曇っていてある程度涼しかったのに、正午あたりから晴れてきてしまった。春、秋、冬の場合は暖かくて景色も良くなる晴天下でのサイクリングは最高の気分なのだが、夏の場合は暑すぎて体力が削られる。

そして古河駅に着いた。なかなか独特な色をしていた。

そのまま北上し、栃木県野木町に入った。わずか10 kmで茨城県を通過してしまった。本来はもう少し北上するつもりだったが、暑さで体力を奪われていた上、群馬県も制覇する必要があるため、ここで引き返す。

再び古河市街地まで戻り、西に進路を取って国道354号線(バイパスではない方)に合流した。そして渡良瀬川を渡り、再び埼玉県に入った。

ちなみにここで入った地域は北川辺と言い、加須市に合併されるまでは北川辺町という独立した町だった。埼玉県では珍しく、利根川の北に存在する(加須市の他の地域とは利根川で分断されている)。

 

しばらく住宅地と田畑が混在する風景を進んだ後、林に突入した。少し坂を登り、ついに群馬県に入った。

これにて今回の目的である、4県制覇を達成した。それにしてもここら辺は北関東の3県と埼玉県の4県が極めて近くで隣接する、珍しい所である。

その後は南下して三たび埼玉県に入り、久喜市に戻った。先程撮り損ねたカントリーサインも写真に収めることができた。

この辺りは一面が田畑であるため、陽光を遮るものがなく、非常に暑かった。本来は自転車で東京まで戻りたい所だったが、熱中症にならないうちに切り上げることにする。久喜駅まで走り、そこから自転車を輪行袋に入れ、東武鉄道で東京まで輪行した。距離は86 kmあまりとそこまで長くなかったが、暑さとの闘いに追われた旅であった。

 

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今回の制覇市町村:埼玉県草加市越谷市春日部市、宮代町、杉戸町幸手市加須市久喜市茨城県古河市、栃木県野木町群馬県板倉町

制覇状況:18/1,718