市町村制覇記

自転車で日本の全市町村を制覇する過程を記録するブログ

東北の入り口「白河」へ行こう!(栃木県宇都宮市〜福島県白河市〜栃木県那須塩原市)

2018年8月11日

栃木県宇都宮市福島県白河市〜栃木県那須塩原市 106 km

この日、ついに東北地方へと足を踏み入れた。すでに行ったことのある栃木県の県庁所在地、宇都宮市(関東全県周遊時、当ブログでは未紹介)から東北への入り口と言われる白河市へ向かった。

 

宇都宮駅まで輪行で、駅で自転車を組み立て出発した。市街地を抜けると田んぼが広がり、一気に田舎道となった。栃木県第一の大河、鬼怒川(きぬがわ)を渡ると、高根沢町に入った。

ここからはひたすら国道4号線を北上する。高根沢市街地を右手に見ながら田んぼ道を進んでいくと、さくら市に入った。工事中なせいか、急ごしらえ感のある看板のみのカントリーサインであった。

さくら市は平成期に3町が合併してできた市で、中心は旧氏家町にある。それを反映してか、氏家駅付近はかなり商業施設があって栄えていた。

氏家市街を出るとまた田んぼが広がる地となった。平らな道をひたすら進むと矢板市に入った。

矢板市も基本的には田んぼが広がっていた。矢板市街の周辺は通ったが、駅のある中心地は国道から1 km弱離れていたため、今回はスルーした。

 

続いて、一瞬大田原市に入り、その後那須塩原市に入った。大田原市の中心街は国道4号線からは約5 kmほど離れている。ちなみに、大田原市には鉄道駅もない。

那須塩原市黒磯市を中心にして西那須野町塩原町が合併してできた市で、塩原温泉などの観光地がある。那須塩原駅という新幹線駅もある。

 

旧国道を通って黒磯市街を抜けた。昭和の雰囲気がある建物が多く、旧市街地感があふれていた。

那珂川を越えて那須町に入った。その後再び国道4号に合流した。那須町に入った付近で次第に山がちとなり、坂のアップダウンが激しくなった。ちなみに那須町には避暑地であり、皇室の別邸があることで有名な那須高原があるが、今回はそこは通らない。

幾度となく繰り返す上り下りの途中で、ついに福島県に入った。国道4号線ルートだと実は東北の最初の市町村は白河市ではなく、西郷村となる。

再び少し上り下りすると、家が点在する盆地の端に出た。そのまま、東北新幹線の駅の新白河駅付近で線路を跨ぎ、白河市街に向かった。なお、途中で白河市カントリーサインは見つけられなかった。

そして、白河駅に到達した。近代西洋建築風であり、趣があった。

白河は古代からみちのく(東北地方)への入り口として知られ、江戸時代には城下町として栄えた。寛政の改革で有名な松平定信も実は当地の藩主である。みちのくの玄関口としての象徴と言える「白河の関」は今まで通ってきた国道4号線とは別の峠に存在するため、今回は見ることはできなかった。

下の写真の皇徳寺には新撰組隊士の墓とともに、「朝寝朝酒朝湯が大好きでそれで身上潰した」という民謡で有名な小原庄助のものだと伝わる墓があった。

その後、きた道を引き返して栃木県に戻り、黒磯駅輪行して東京に戻った。

 

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今回の制覇市町村:栃木県高根沢町さくら市矢板市大田原市那須塩原市那須町福島県西郷村

 

制覇状況:194/1,718