市町村制覇記

自転車で日本の全市町村を制覇する過程を記録するブログ

1泊2日で長野を再訪しよう!①(山梨県甲府市〜長野県松本市)

2019年5月19日〜20日

山梨県甲府市〜長野県松本市群馬県安中市 219 km

前回行った雨中の長野旅が忘れられず、今回2度目となる長野遠征を行った。今回は前回と打って変わって晴天が続き、気持ちの良い旅となった。

 

 

1日目

山梨県甲府市〜長野県松本市 94 km

前回は東京の自宅からはるばる長野まで行ったが、今回は甲府駅まで電車で行き、甲府駅輪行を解除して出発した。

国道20号線を使ってすでに制覇済みの韮崎市を通り過ぎ、北杜市に入った。山梨県最北端の市で八ヶ岳連峰を始めとする山々に囲まれた高原に複数の街が点在している。

北杜市に入ったあたりから本格的に上り始め、周囲の風景も山がちになってきた。上りの途中で県境を越え、長野県富士見町に入った。

富士見市街を通過し、なおも上っていくとついに富士見峠に到達した。標高900 mほどなので、甲府駅から600 mほど上ってきた計算になる。

下り始めてからしばらくして茅野(ちの)市に入った。人口5万人強を有しながら、市街地でも標高800 mの地に存在する高原都市で、市域には蓼科高原白樺湖などの景勝地・リゾート地を有する。

青柳駅付近まで下ったあと、一旦国道を離れて東へ向かった。

急な坂を上り、原村へ入った。八ヶ岳の麓の村であり、避暑地として別荘やコテージが点在している。

そのまま原村の中心街まで行ってみた。村としては意外に住宅が多く、スーパーもあるようだった。

国道に戻って再び下っていくと茅野市街に入った。市としては珍しく、市名と同じ「茅野」という交差点があった。人口がそこそこいるだけあってしっかりした街であり、駅も古いが、エレベーターなど相応の設備は整っているようだった。

茅野市街あたりで道は平坦となり、諏訪市に入った。その名の通り、長野県最大の湖である諏訪湖のほとりに位置する市である。

諏訪市に関しては以前鉄道旅を行った際に立ち寄ったので、今回はスルーした。せっかくなのでその際の写真も載せておく。駅から徒歩5分ほどで諏訪湖畔にある公園に至り、数十分おきに温泉が噴き出す間欠泉を見ることができる。もちろん普通の温泉にも入ることのできる温泉地でもあり、なんと駅のホームに足湯がある。

訪問当時は祭りの時期であったようで、提灯が飾ってあった。諏訪神社のお膝元だけあって大々的な祭りが催されるようだ。

さて、自転車旅の記述に戻る。諏訪市を出て、下諏訪町に入った。下諏訪は諏訪湖の北岸に位置し、諏訪大社の上社がある(下社は諏訪市茅野市に存在)。諏訪大社は古代から存在する由緒正しき神社であり、古くは大和朝廷の東国経営の策源地として機能した他、戦国時代は当社の神主を務めていた諏訪氏が土着大名化し、武田信玄と鎬を削った。国道から遠いこともあり、今回はスルーしたが、いずれ訪れたい神社である。

なおも諏訪湖周辺を反時計回りに進み、岡谷市に入った。諏訪湖の西端に存在し、人口5万人ほどを有する。古くは製紙業、現在は時計などの精密工業で栄えた工業都市である。

岡谷市街からは諏訪湖畔を離れ、再び坂を上っていく。途中、岡谷市街と諏訪湖を見下ろせる絶景ポイントがあった。

九十九折りの坂を上っていき、標高1000 m超えの塩尻峠を抜けて、制覇済みの塩尻市に入った。塩尻市はなんといってもワインが有名で、ワイン目的の観光客が後を絶たない地である。

峠を降り切ると松本盆地に入る。塩尻市街からは北上して松本市に入った。本日は松本市街で宿泊する。夜には松本名物の山賊焼きを食べた。大きな鶏肉を唐揚げ風に揚げたもので、今回訪れた店では鶏肉2枚分出てきて満腹まで食べることができた。

 

2日目に続く