今回と次回の記事では群馬の中央部に対となってそびえ立つ榛名山、赤城山に注目する。標高は前者が1,400 m、後者が1,800 mほどだが、いずれも頂上付近まで自転車で登ることができる。そのため、両方サイクリストには人気で、ヒルクライムイベントも行われている。
2019年8月11日
榛名山へのヒルクライムにはいくつかのルートがあるが、今回はイベントにも使われる榛名神社経由のルートで行った。
国道に別れを告げてから勾配は上がり、田園地帯を過ぎて森林地帯に入ってからさらに一段階きつい坂になった。そのままゆっくり登っていくと榛名神社の大鳥居が見えてくる。
そこから少し進むと榛名神社の入り口に着いた。せっかくなので中に入ってみる。
山奥の神社だけあって、秘境感があった(それにしては人が多いが)。構内各地にある巨岩も相まって、かなり荘厳とした雰囲気があった。
榛名神社を出て再び登っていく。しばらくすると勾配10%を超える坂が連続する。今回最大の難関である。一回側溝につまずいて足を着いてしまったが、なんとか登り切った。
そこから少し降ると榛名湖のほとりに到着した。湖からは榛名山の頂上である榛名富士が見えた。
周辺には、船乗り場や飲食店があり、観光地化していた。
湖を東回りで進むと東吾妻町に入った。榛名山は高崎市と東吾妻町で分け合っているということになる。
方角が変わると榛名富士もより近くで見えるようになった。
今度は別ルートで山を降りることとする。東に向かうルートである。高原といってもよい緩い勾配を登っていき、登り切ると急勾配を降っていく。途中、渋川市に入った。
下る途中、眼下にかなり栄えていそうな街並みが見えた。
この町の正体は伊香保であり、伊香保温泉で有名である。写真の大階段がこの温泉の代表的風景と言えるだろう。大変人が多く賑やかで、東京方面から気軽に行ける温泉地ということで、人気の観光スポットであることが伺える。
関東平野の最北端にあることが反映されているのか、渋川市街は東西方向に坂があり。坂の一番下に渋川駅があった。
ここからは南下して高崎駅へ戻ることにした。途中、吉岡町に入った。高崎市、前橋市のベッドタウンの役割を果たしている町であり、住宅街が多かった。
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